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コロンブス炎上はどう防げたか 個人でも使えるAIを活用した対策などを学ぶセミナーを開催(6月20日)

人気ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」の新曲「コロンブス」のMVが炎上しました。歴史や文化への理解があれば、防げたはずの事案です。

多くの人が携わる大手からの発信ですら、ときに失敗します。インターネットで情報発信している人たちの中には「いつか自分も」と不安に感じている人もいるでしょう。個人で発信している人たちからは、相談相手がいないという悩みの声も聞きます。

だからこそ、事前の知識や対策を学ぶ必要があります。デジタル・ジャーナリスト育成機構(D-JEDI)は6月20日午後8時から、noteと共催で炎上とその対策について学ぶセミナーを共催いたします(申し込みはこちら)。

この記事では、セミナーの中身の一部を先出しでお伝えします。

文:古田大輔


コロンブスはなぜ炎上したのか

Mrs. GREEN APPLEのMVは、アメリカ大陸を「発見」したコロンブスたちに扮したバンドメンバーが、類人猿に文明を教えるという内容でした。これはいくつも批判される点があります。

1492年に「新大陸」に上陸したコロンブスですが、ヨーロッパから見て「発見」だったとしても、先住民にとっては「災厄」でした。略奪や虐殺、土地を追われる悲劇の歴史です。

しかし、MVの中ではコロンブスたちが陽気に類人猿たちに音楽を教え、馬車を引かせています。「類人猿は先住民を意味しているのか」と批判が広がるのは当然でした。

MVは6月12日に公開された直後から批判が殺到し、複数のメディアも取り上げて6月13日には取り下げられました。この問題はイギリスBBCも報じるなど、国際的にも話題になりました。

BBCの報道

「炎上の流れ」の加速

炎上が大きくなっていく流れには、法則があります。

  1. 火種がネットに上がり、

  2. 情報が拡散するとともに批判も広がり、

  3. 「⚪︎⚪︎が炎上!」などとまとめサイトやネットメディアが取り上げ、

  4. Yahoo!ニュース掲載やソーシャル拡散で議論が拡大し、

  5. 新聞・TVが報じて影響度が高まる。

かつては、2の段階に数日程度はかかることもありました。コロンブスは大人気バンドのMVで注目度が高かったという特殊事例ですが、動画の取り下げに1日、BBCまですぐに報じたのは、かなりのスピード感です。

注目を集める人物ではない事例でも、炎上の流れは加速しています。「炎上」という言葉が見出しに入った記事は比較的読まれる傾向があるため、ネット専業メディアだけでなく新聞社やテレビ局、雑誌社系のメディアもこぞって取り上げるようになったからです。

生成AIも活用して対策を

多数の目でチェックしたはずのコロンブスですら大炎上する。より小さな組織や個人で発信する人たちは、炎上をどう予防すれば良いでしょう。

まずは、炎上とは何かについて正確な知識、データに基づいた実態を知っておく必要があります。実際に批判投稿をする人たちはどれぐらいいるのか、社会的な影響はどれだけあるか。多くの事例から分析できます。

さらに、自分の言動に問題があって批判が殺到する事例と、論争的な話題に踏み込んで発信するために批判も受ける事例をどう区別して考えるのか。そして、炎上した場合の対処法は。法的な視点だけでなく、倫理的・慣習的な配慮がより重要なケースが目立ちます。

具体的な対策で言えば、個人発信者で相談相手がいないという人も生成AIを使うことで、自分の企画やコンテンツの問題点をチェックすることが可能です。グループでチェックしていても、声をあげにくかったり、結局は誰の声が大きいかで問題のある企画が通ったりします。その時にも生成AIの活用は役立ちます。

私(古田)は試しにコロンブスのMVの問題点と改善案についてChatGPTに聞きました。

「クリストファー・コロンブスに関する問題」「「類人猿に関する問題」「文化の描写に関する問題」の3つに分けて、具体的な課題と改善案を提示してくれました。企画段階で見ておけば、参考になったはずです。

セミナー(6月20日)概要

D-JEDIとnoteで共催する6月20日のセミナーでは、D-JEDI理事の私や弁護士ドットコムニュースの山口紗貴子編集長がデータや実例に基づいて解説。生成AIの活用に使える実際のプロンプトなども紹介します。

【開催日時】 6月20日(木) 20:00〜21:30予定(現地観覧受付:19:30〜) 
【配信】 YouTube / Xスペース(@note_PR)
【視聴方法】上記配信リンクより、どなたでもご覧いただけます。(無料)
【リマインド設定】申し込みをしていただいた方には通知が届きます。

・現地観覧
80名限定で会場での観覧を募集します。
ご希望の方はPeatixから「会場観覧参加券」をお申し込みください。

(注意事項)
・イベント会場は東京(四ツ谷)となります
・観覧はお申し込みが必須です(参加無料)
・会場観覧参加券を持っていない方の入場はお断りさせていただきます
・当日はメディアの取材や撮影がはいる可能性があります。撮影されたくない方は当日配慮いたしますのでご安心ください。

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