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オープンデータ活用術・完全版【第5章】③連絡先や個人事業主を調べるツール

D-JEDI理事:熊田安伸

「個人に関する情報を調べる」の3回目です。オープンデータで電話番号や住所などの連絡先を知る方法や、個人事業主を調べる時に使えるツールなどについて紹介します。


電話番号や住所を調べる

個人名から電話番号や住所を調べるときには、もちろん「104」のサービスが使えます。でも1回1回が有料ですし、手間もかかりますよね。そんなときによく使われるのが、「ネットの電話帳」です。どちらかというと「住所でポン!」の呼び名の方で知られています。名前から検索することもできますし、住所をたどっていくこともできます。

ただ、無料版では、2000年、2007年、2012年のハローページのデータしか調べられません。有料版では1993年から2019年までの電話帳を見ることができるとのこと。PC版の利用料は30日あたり500円(または3ミリビットコイン〔mBTC〕)で、スマホアプリ版は月額480円だとのことです。割と多くの記者が使っているよく知られたサイトではありますが、個人で運用されているサイトだと聞いています。何を調べたのかという情報が運営側に伝わるので、ご利用は自己責任で。

似たようなサイトとしては「電話帳ナビ」があります。事業者を対象とした検索サイトで、事業者名はもちろん、電話番号や住所からも逆引きできます。ただ、こちらのサイトでは、「電話帳ナビが独自の方法で収集し登録したもの」「電話帳ナビユーザー(サイト利用者、アプリ利用者)から提供され登録されたもの」「Android版電話帳ナビアプリ『エンタープライズサービス』を利用し登録されたもの」という三つの手段で掲載する情報を収集し
ているということで、正確性については保証されていません。

ここからは会員限定です。個人事業主を調べたり、個人のネットオークションの記録を調べたりできるツールについて詳しく述べます。

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