見出し画像

なぜ、あのメディアやライターは売れっ子/長生きなのか プロに学ぶ必須スキル

「ライターの仕事で独立して食べていきたいが、文章や企画をちゃんと習ったことがない」
「オウンドメディアを会社で任されるようになったが、自分にも会社にもノウハウがない」

インターネットとSNSの普及で、誰もがメディアになれる時代となって久しい昨今、デジタルジャーナリスト育成機構(D-JEDI)の理事たちは、こうした相談を頻繁に受けます。

ライター/編集者として働く、もしくは志す皆さんは、どこでスキルを身につけたでしょうか。

いきなりメディアの時代

2000年代(ゼロ年代)頃までは、メディアの仕事をしようと思えば、新聞社や出版社、テレビ、もしくはそれらと取り引きのある会社にまずは入社。

ひたすらハードワークをこなすOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)で、企画や取材、文章、編集の仕事を覚え、腕を磨いていくのがもっぱらでした。

しかし、ブログやSNSやnoteのような「発信の場」が増え、大小さまざまの企業がオウンドメディアを開設する現代では、「いきなりメディアの仕事をする」というケースはグッと増えました。

その場合、企画や取材手法、法律や契約めぐるルールなど、「自己流で覚えるしかなかった」という人は少なくありません。

チャンスはたくさんある一方で、初心者ベテラン問わず発信者も増えています。生成AIの精度も向上し、ライバルは人間にとどまりません。その中でいかに信頼性が高く、より良いコンテンツを作れるかが勝負です。

「体系的に学ぶ機会の乏しいまま、競争は激しく変化も速い」からこそ、「スキルをしっかり磨きつつ、末長く食べていける人でありたい」という危機感が高まっています。

プロとして実力をつけたい、スキルを磨きたい全ての方へ

そんな流れを受け、「プロフェッショナルとして身につけるべき」スキルを体系的に学ぶ場所をつくろうと、デジタル・ジャーナリスト育成機構は、2024年度から「これからの時代のライティング・編集スキル講座」(年間講座)を開始します。

20年、30年と新聞・テレビからネットまで、新旧の幅広いメディア業界で働いてきたDJEDI理事たちが、第一線で活躍するプロを毎回「ゲスト講師」にお迎えし、旬の講義をリアルタイムで作っていきます。

すでにプロとして仕事をしつつも、スキルを棚卸し・ブラッシュアップしたい方、体系的な勉強の場が欲しい方、プロフェッショナルに質問をしたい・繋がりが欲しい方など、キャリア歴はさまざまでも「プロとして実力をつけたい」方がターゲットです。

初回は、根強い人気の老舗ネットメディア編集長、売れっ子インタビュアーの皆さんをお招きするトークイベントを企画。「これからの時代のライティング・編集スキル」を、みなさんと定義します。

「これからの時代のライティング・編集スキル講座」
2024年4月24日(水) 2000-2130 
参加費用:
ライブ配信+アーカイブ映像チケット(一般):2,000円
ライブ配信+アーカイブ映像チケット(D-JEDI有料会員):無料

ライター、編集者、インタビュアー  宮本恵理子さん

ご登壇者の紹介です。

「話すなら、絶対、彼女に聞いてもらいたい」と大物経営者たちが指名する「行列のできるインタビュアー」として知られる、宮本恵理子さん。

日経BPを経て、2009年に独立。フリーランスのインタビュアー、ブックライター、編集者として数々のメディアや書籍を作り上げてきた方です。

「またこの人に会いたい」と多くの人が実感する、仕事のコツ、必要スキルをじっくりお聞きします。

ロケットニュース24編集長 羽鳥豪さん

21世紀にインターネット産業が拡大する中で、数々のメディアが生まれては消えていきました。

そんな中、15年にわたり根強い人気を誇るのが「くだらないことをとことん追求する」をコンセプトに掲げたエンタメニュースメディアの、ロケットニュース24。

ロケニューの特徴の一つが、個性的なライター・編集者たちが長く活動していること。編集長の羽鳥豪さんは、ライター、イラストレーター、漫画家、女装家、迷惑メール評論家など、多彩な肩書きでも知られています。

長く生き残るウェブメディア、根強いファンを育てるメディアの極意を存分に語っていただきます。

サイボウズ式編集長 神保麻希さん

オウンドメディアとして「働き方」や「チームワーク」のブランディングが成功している筆頭として知られるのが、IT企業サイボウズの「サイボウズ式」です。

「新しい価値を生み出すチームのメディア」として「働き方・生き方」や「チームワーク」を取り上げてきたサイボウズ式で、2023年から編集長を務めるのが神保麻希さん。

PRや広告プランナーなど、マーケティングや広告のキャリアをバックグラウンドに、名物オウンドメディアを率いるにあたり、大切にしていることや、仕事哲学を、自由に語っていただきます。

これからの時代のライティング・編集スキルを磨きたい方、メディアビジネスにご興味の方。名物編集長、インタビュアー皆さんのリアルトークに触れたい方。

ぜひ、4月24日(水)2000-2130のイベントにいらしてみてください。


編集・ライティング講座の今後の内容


編集・ライティング講座は月1回、年間通じて開催します。D-JEDIのこれまでのアンケートで要望が多かった以下の講座が予定されている他、皆様からの声を受けて他にも講座を企画していく予定です。

インタビュー記事の基礎と応用

ライター・編集者の仕事で最も多いインタビュー記事。単なる文字起こしに終わらない、プロとしての準備・取材・執筆のポイントを基礎から応用まで伝えます。

スマホ撮影術

写真も動画もスマホでの撮影が一般的になりました。ポーズや画角、光の取り入れ方など、ちょっとしたコツや手法を知っておくだけで、クオリティが圧倒的に高まります。

市場が求める編集者

どのメディアからも「編集者が足りない」という声が聞かれます。ライターの能力を最大限に引き出し、メディアの中核となる編集者に求められる能力をプロが伝授します。

全ての仕事に応用できる企画術

どれほど優れたライター・編集者がいても、企画がつまらなければ宝の持ち腐れ。時代を捉えたヒット企画はどう生まれるのか。アイデアの掛け算が生まれる源泉は。

収入の柱、スポンサード

多くのメディアやフリーランスが収入源としているのがスポンサードコンテンツです。なぜ、あそこには発注が途切れないのか。やるべきこと、やってはいけないことは何か。


D-JEDIとは

デジタル・ジャーナリスト育成機構(D-JEDI)はデジタル時代の報道や情報発信について、お互いに学びあい、幅広く知見を共有する場をつくる非営利型一般社団法人です。

デジタル時代のジャーナリスト像を、報道機関に所属する人やフリーランスだけでなく、ブロガーやYouTuber、ポッドキャスターなど、幅広く捉えています。毎月のセミナーの他、特別セミナーやウェブサイトでの情報発信、交流会などを実施しており、寄付やイベント参加費、有料会員による会費などで運営されています。個別企業へのセミナー依頼などはウェブサイトからお申し込みください。

一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構
ウェブサイト:https://d-jedi.jp/
メール:info@media-collab.com

お問い合わせ

D-JEDI事務局・秋山 info@media-collab.com

この記事が参加している募集